シルエットセンサー型見守りロボットを導入する際のメリットとデメリット

介護施設で利用されている見守りロボットはセンサーの種類によって4つに分類され、その内の1つにシルエットセンサー型ロボットがあります。

シルエットセンサー型ロボットの特徴は、センサーがとらえた利用者の姿をシルエットの形に加工して、職員のもとへ送信することができるという点です。

独立型A・独立型B・サーバー型の3種類があり、独立型Aはベッドの上部に設置用の部品を取り付けるだけで簡単に使用することができ、職員は利用者の動きをシルエット加工された画像で確認することができます。

独立型BはAの機能に加えて、利用者が断続的に悶え苦しむような動作をしていてるなど異常を検知した場合には、画像だけでなく音で通知してくれます。録画機能もあるため、映像をさかのぼって状態の確認も可能です。

サーバー型は日常生活における起床や移動、着替えなどの動作の記録を残しておくことができるためケアプランの作成に役立てることができる他、サーバーで一括管理できるので10室分の映像データのまとめて確認ができるので、同時に通知が来た場合には映像を確認して優先度を決めることができます。

シルエットセンサー型ロボットのメリットとしては、シルエットに加工することで利用者のプライバシーを尊重できる点が挙げられます。着替えなどの見られたくない姿もシルエットであれば安心です。

デメリットとしては、赤外線を利用しているため太陽光が差し込む場所では上手く動作しない場合があり、センサーの設置場所に注意が必要な点が挙げられます。また無線LANが必要であることもデメリットの1つだといえるでしょう。